第19章 レムナントナイト
「え、…つむぎ、だいじょぶか?」
首に手を添えられぺちぺち叩かれて私はそちらに視線を向けた。
はあはあ息が上がってもう、私、私……。
「一先輩、胸だけでイッちゃいました」
私の言葉に岩泉先輩の三白眼が見開かれる。
ああ、毛細血管の一本一本すら見えそうなこの距離…すごく、落ち着く。
「一先輩、これ、下さい」
ぎゅってくっついたまま腰を動かす。
私のあそこが擦れて…アツい。
もう私の下着の中はしっとりしちゃってる…。
自分でも分かる位に。
「大丈夫か?無理してないか?」
ハアハアしてる私をなだめるように岩泉先輩がよしよししてくれる。
「してませんっ」
ほしいの。
血、吸われてないのに体がぶわって熱くて抱いてほしい。
私を、ほしがってほしい。
ぎゅーって腕に力を込めたらベッドに押し倒された。