第17章 弱虫サンドリヨン
「だからどうしたよ」
あったか、い!
ふぁあ!手!?
手、握られました。
きゅって指を絡められて…こ、恋人つなぎというヤツですこれ…。
「ど、どれが似合いますかね!」
私はそれから逃げるように手をほどいて岩泉先輩から離れた。
っでもねっ。
よりにもよって横にあったのは下着コーナー。
カラフルなちょっと綺麗で機能的な下着がセットで陳列されている。
メンズ物とか壮年の方用のラクダ色の股引とかもありますが、最前線は勿論女性物。
ええ、無駄にセクシーなラインナップです。
寒い冬には暖色であったまりましょう、とカラフルでちっさい下着がズラッと並んでいる。
いやしかしだ!
ええいままよ!