第8章 帝光中へ
及川さんとの試合(原作(仮)からまた時が経ち、中等部を卒業して高校生になりました。
今は夏休み前のテスト期間です。
今、若ちゃんとテスト対策で、二人で勉強です。近くの図書館で。
「……雅、夏休みは何かするのか」
「ん?僕は部活がない日に弟に会いに行こうと思って」
僕がそう言ったら若ちゃんは少し驚いた様子だった。
「雅、この頃は楽そうだが体は大丈夫なのか」
「うん、この頃は体の調子が良いから。先生にはOK貰ってるし」
僕がそう言うと若ちゃんは安心したらしい、そうかと言って勉強を再開した。
前から思っていたけれど、本当に若ちゃんて
「過保護だよね。ふふッ」
「?どうかしたのか雅」
「いや、なんでもないよ若ちゃん」