第5章 小学生5年生
梅雨の時季にならはりました。
小学5年生になりました。征は小学3年になりました。(ちなみに学校が違う)
ですが相変わらずのブラコンです。この前、宿泊学習から帰ってきたらそのまま1週間は基本べったりでした。
うん、かわええなぁ←
そして征の方も僕よりは無いけど英才教育があります。でも、
家の庭でバスケをよくします。母と僕と征と3人で。
征司郎さんには母と僕とで頼みました。
べったりといえば真ちゃんと鉄平ちゃんもかなりべったりなんです。
どちらも休み時間は毎日と言っていいほど僕のクラスにくるし。
この前なんて僕の腰に抱きついて周りを威嚇?してたし。
正直、キュンときました。
そして僕は今、公園である人を待っています。
それは‥‥、
「雅さん‥‥」
「ひさしぶり、健ちゃん」
僕がまっていたのは原作で霧崎の瀬戸健太郎君
「寝るから、膝枕して‥‥」
「ええよぉ~」
出逢いは5年になってすぐの4月のこと。
ふらっと来た公園のベンチで寝てたのが健ちゃんでした。
視線を感じたのか健ちゃんが起きて、なぜかいきなり膝枕してっていうからしたら気に入れました。
「‥‥どうかしたの‥」
「健ちゃんの髪、柔らかそうだなって」
「さわる?雅さんだから特別」
可愛いわぁとなごみつつ、ありがとうと言って触らせてもらう。
「‥……雅さん」
「なに?」
「同学年よりはるかに頭いいってどうおもう……」
健ちゃんは目を閉じたまま言った。
「いいと思うよ?」
「気持ち悪くない?」
「なら、僕の方が気持ち悪いなぁ。だって僕、大学卒業しとるし」
「雅さん、俺の1っこ上だよね。」
健ちゃんは目を開けて言った。
「そうやぁ、1年の時に大学卒業しとったんよぉ。」
「んっ、やっぱり雅さん、俺よりと言うか、誰より頭いいデショ」
僕は健ちゃんの髪を撫でながら言った。
「ん~そうらしいなぁ。でも僕は僕、健ちゃんは健ちゃんでしょう?」
「!……うん」
健ちゃんはそれだけ言うとまた目を閉じて眠った。