第11章 極上の愛
シーン…。
今はまさに、そんな言葉が1番合っている。
「お、お茶でも飲む?亮ちゃん」
「お、おん…」
「はい、ドーゾ」
「ありがと…」
「「…」」
再び無言が続く。
「りょ、亮ちゃん…」
「っ、はひ⁉︎」
「はひって…」
ケラケラ笑う大倉。
「うぅ…恥かしいわぁ」
「可愛いー」
「か、可愛くなんか…」
「亮ちゃんのその照れ屋なとこ、好きやで」
「へ?」
「んふ♪可愛ええ」
「…大倉ってヘタレかと思ってたわ」
「ヘタレちゃうし大倉ちゃう」
「た、忠義」
「ん♪」
「名前呼びがええの?」
「おん!
亮ちゃんも俺が錦戸くん、とかどっくんって呼んだら嫌やろ?」
「おん、それは確かに嫌やな」
「せやろ?
好きな人には名前で呼んで貰いたいやん」
「わ、分かった…気をつけるな、忠義」
「おん♪」