第2章 再会はテレビ画面で (OWee争奪戦)
『銀時~寒い~』
登場しょっぱなから間の抜けた声を発しているのは、ご存じこの小説の主人公、藤間瑠維です。
すいませんねぇ、ほんっとに可愛げのない女で。
私たちは今、大晦日にもかかわらず、電気屋の前に並んでいる。なんか、知らないけど新作ゲームがでるらしい。
で、万事屋ファミリーと電気屋の前で焚き火をやっております。・・・うん、わかるけど、色々つっこまないであげて。
うん、ハイジのあれ食べてるけど、我慢してあげて。
『何で私がこんな目にィ~』
涙目でがっくりうなだれていると、店員の困った声が聞こえてきた。