第19章 オタクって・・・・・多分童貞だよね
それから、トッシーの実はいい話とか、新八君頑張った話とかあったらしいけど、聞きませんでした。
トシたちが帰ってきてからも、ずぅっとふて寝。
・・・・本当は・・・・・本気で眠かっただけっす。最後らへんは、ふて寝じゃなくてマジ寝。
いつの間にやら夜になってました。
夕食を食べるために食堂に向かうと、何やら大盛り上がり。と言うより、宴会騒ぎだ。
女中さんに話を聞くと、トシの復活記念らしい。
さすがの私もこれにはむかついた。
オタクの振りして、通選組とか作って?可愛い女の子口説いて?しまいには宴会ですか。
あ~そうですか!どんだけ自分勝手なんでしょうか!?
いやもう、今の私の顔は般若だろう。
私は宴会にも目もくれず、玄関に向かいブーツを履く。
思いっきり玄関を開くと、そこには大量の酒瓶を持った総悟の姿が。さすがに着替え、今は着流しになっている。
沖「あり?何やってるんです?宴会中のはずですがね」
『知らない。勝手にすれば?』
私はそのまま外に出ようとすると、総悟に手首を掴まれた。
ビックリして後ろを振り向くと、ドS丸出しの総悟の笑みが。
沖「土方のくそやろーに怒ってんですよね?・・・・なら・・・・面白いことしやせんか?」