第3章 花開く時
だが日向さんは月島さんたちの前からかわして反対のほうに・・・
月島さんたちは少し反応が遅れる
日向「(長身の選手より高さで劣るなら!
一センチを!
一ミリを!
一秒早く!!
頂上(てっぺん)へ!!!)」
影山さんからの精密なトスが上がり
月島さんが手を伸ばして阻もうとしていた
日向「(そしたら・・・今この瞬間だけ!ここが一番高い場所!!!)」
日向さんがボールの芯を捕らえた!!!
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目の前に立ちはだかる高い高い壁・・・・
その向こうはどんな眺めだろか・・・
どんな風に見えるのだろうか・・・
俺一人では決して見ることのできない・・・・
これが・・・・!
頂の景色!!
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澤村さんがすぐにカバーに入るが間に合わず
先ほどの速攻が・・・
決まった・・・
影山さんと日向さんは自身の手を見ながら
その手を握り・・・
日向・影山「「よっし!!!」」
ガッツポーズをした・・・