第14章 大掃除
「おーーい!ここに潜入時名前が写ってんぞー!!」
や、や、や、やばい・・・・
そりゃそうだわ、だって私が若返りでここにおるってことは全く同じ人間がそこに写ってます、、よね、、
『そ、そんなアホなー・・』
恐る恐る覗いてみると、私がナルに後ろから抱き付いて、ナルがびっくりしている写真がありました
「これナルだよなー」
「ナル先生って今とこの頃、印象全然ちがーう」
「この二人って付き合ってたんじゃねぇの?」
んなアホな!!
「あっでも見て!この潜入時名前のそっくりさん、殿先輩とも・・え・・これ」
みんながアルバムを見ようと円になって、興味津々に覗きこんでいる
私も一応その中へと入って見ている
懐かしい・・この頃・・楽しかったな・・
「何だこれ・・心霊写真?
焼きこげ・・でもないしラクガキでもないよな」
「さっきから潜入時名前のそっくりさんとナルとよう写ってる女の子・・何でどの写真も顔だけがこんな風に消えてんだ・・?」
『・・・・』
柚香先輩・・学園を去る前にアルバムの自分の顔と行平先生の顔・・消したんかな・・そこまでせんでええのに・・
「やだー本当だー気持ちわるー」
「この白衣着た先生っぽい人の顔も同じ風に消えてる!」
「この2人の顔、どれも全部だ
こんなのここまできたら偶然の産物じゃねーよな」
『・・・・っ』
「何なんだろう、この2人・・
誰かのいたずらにしたら悪質だぞ
これじゃあ誰かがこの2人に呪いでもかけてるみたいな感じだな・・」
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