第13章 X’mas
『・・・・っ』
瞼を開けると薄暗い景色が目の前に広がる
ゆっくりと上半身を起こすと、服を着ていない自分の姿
そうか・・あたしナルと・・
『・・っ、いま何時??』
ベットの近くの台の上にある時計に目をやった
あれからだいぶ寝ちゃったのかな
もうクリスマスパーティーも終わっているだろう
今年こそみんなと過ごせる楽しいクリスマスになる予定だったんだけど・・想像もしていなかったクリスマスになった
仕方がない
初校長に怪しまれている今だからこそ、大人しくしていないと・・
この時は全く知るよしもなかった
私と別れてからナルにかけられた
右手を蝕む呪いを・・・・
・あとがき