第11章 帰還
「Zからの命令だったの
・・・・、私が盗ったのは初等部と中等部の子
何故に関係があるわけ?」
『それは・・』
初校長とのこと全部は話したくない・・
こんな時は・・・話そらしちゃえー
「・・・・」
『そ、そーいえばあたしのアリスな!
再生だけじゃなかってん!すごいやろー!』
へへへっと笑いながら無理矢理話を反らしてみる
「で、今質問している内容に関係あるの?」
『・・・・、だっだから・・その・・初校長からの任務で初等部に潜入してるっていうか・・私は裏から初校長を狙ってるというか・・』
「だから、どうやって」
『やからそれは・・・』
「それは・・?」
ひゅーっと風が吹く
わたしが初等部への潜入任務を受ける前、柚香先輩とこうやって喋るトキが来るなんて予想しただろうか、、それも行平先生のお墓の前で
ナルと私の前に少し距離を置いて柚香先輩と志貴さんが立っている
私達は違う場所に居るけれど、目的はあの事件以来変わらず一緒だ
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