第1章 えっ・・・嘘でしょ!?
ふたを開けるとそこには
美風藍のキーホルダーが入っていた。
周りに散りばめてあるガラスがとても綺麗だ。
「藍ちゃん可愛い~!ハルにもなんかお礼しなくちゃな~」
ハルへのお礼のことを考えながら、ふとテレビをつけた。
もちろん、平日のこの時間帯にやっている
番組は私にとってつまらないものばかり。
けれど一人っ子の私にとってそんなことは
どうでもよかった。
「あーTVショッピングしかやってないじゃん…
ひまひまひまひまひまひまひまひま~~~!!!」
「うるさいなあ。少しくらい静かにしなよ。」