第7章 昼休み
「あーっ!ランランだあ〜!」
「えっなに!?え!?嶺二さん!!?」
すると突然嶺二さんが飛び出してきて、蘭丸さんに抱きつこうとしたが、あっけなく手で押さえられた。
「…っ!嶺二!お前いたのか!」
「も〜ランランったら冷たいんだから〜☆」
「嶺二うるさい。」
藍くん…!いつの間に…
「……わぁ…」
なんだか山村先生の様子がおかしい。
「山村先生?」
「む、無理無理無理無理無理無理無理無理あああああああこれはあかんんんんん次の新刊のネタにしなあかんで!!!!!!これは!!ぅふばぷぶふ」
完全に我を失ってるな…
人間の言葉じゃない言葉を発しながら山村先生は自分のバッグからおもむろにスケッチブックを取り出し、何かを必死に書き出した。
「山村先生絵上手いんですね…ん?この絵柄どこかで…」
「あ”ーーーーーーーーーーーっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!???」
「え!?何!?」