• テキストサイズ

ガチャガチャからプリンスさま!?

第6章 1時間目


「っはぁ……はあ~!」

なんとか間に合った。運良く山村先生がトイレに行っていたのだ。


「授業始めまーす起立!礼!着席!」

1時間目ということもあってか、全体的に動きが鈍い。
私もいつもは鈍いけど。

「佐倉さん、森永さん。」
「え、あ、はい!」
「昼休み社会科準備室に来てください。」

珍しい。山村先生が生徒の呼び出しをするなんて。いつも注意とかは直接するタイプなのに…

「はい」

私はなにかしてしまったのだろうか…と不安が煽る。

宿題を一生懸命やったふうに見せかけて実は半分も解いていないことか、山村先生が来る前に全てのチョークの外装を赤にして書いたら実は白でしたという謎のイタズラをしたことか……

思い出したらキリがない。ハルと一緒に呼び出されることなんて。
/ 30ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp