第2章 Prologue
死ぬこと以外に絶望はない
でも生きてたって地獄はある
生きることに疑問を持ってしまう
_ヒトリデイテナニガタノシイノ?_
あなたのせいよ
_ワタシハツヨクナロウトシタダケ_
いいえ、弱いわ
_ワタシハマケナイ_
でもあなたは私に抑えられているわ
_オマエガキエレバイイノニネ_
この体は私のものよ
_イイヤチガウ_
このラファティ・エスメラルダのものよ
_オマエガニクイ_
・・・。
_オマエヲコロス_
どうやって?
_コウスル_
黒き影はエスメラルダの体から抜けていく。
戻りなさい!
_モドラナイ_
私があなたを制御していたのよ!
_ダカラジャマダッタ_
やめなさい!あなたはきっと全てを滅ぼしてしまう!
_ダッタラソノカラダヲヨコセ_
・・・。
_カラダヲクレタラヤメル_
あなたに体を作ってあげる
_ナゼダ_
私は死にたくないから
_ソレデイイ、サッサトヨコセ_
影は大きな野望を抱えエスメラルダの元から消えた。
影はエスメラルダとの約束を破った。
影はエスメラルダの家族を、親友を殺した。
エスメラルダは心に闇と傷を抱え孤独に生きた。
_ワタシハモウダレニモトメラレナイ。エスメラルダヨ、オマエハオロカダナ_