• テキストサイズ

私の隣は君

第10章 *9話*



思いきり叫んだ事により、息切れしてしまう。
良いんだ。

こうなることぐらい、ずっと分かってたんだから。
これは当たり前のことなんだから...

『望彩ちゃん、ごめんなさい...。今までたくさん傷つけて避けたりして。でもね....』

おばさん達は自分の想いを言ってくれた。
赤の他人を、受け入れること。
何もかも私を思っていてくれてたんだ。

『許してくれないと思うわ。でも、ちゃんと謝らなきゃいけないと思うの』

おばさんは泣きながらそう言った。

許す、なんて。

「うん....、もういいよ」

笑顔で許すよ。
だって、いつまでも悲しみたくないから。
/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp