第15章 大規模侵攻
すると門のようなものの中から人型が出てきた
黒い角、黒トリガーだ
ミラ「退却よ、ランバネイン。
あなたの仕事はここまでだわ」
ランバネイン「はっはっはっ!
不意打ちも通じんのでは完敗だな!
楽しかったぞ、玄界の戦士たち。
縁があったらまた戦おう」
盛大に笑ったあと、男の人型は中の女についていくようになかに入っていった
緑川「あっ、逃げる!」
東「待て、手を出すな。
相手が引くなら今はそれでいい。深追いするな。
戦果は充分だ」
緑川「えー、せっかく倒したのに~」
門が消えたあと陽介先輩の周りに皆が集まった
緑川「今の門っぽいのもトリガー?」
出水「たぶんな」
皆が少しリラックスしている間、私はサイドエフェクトで周りを見ていた
今この間もC級がさらわれている
東「みんなよくやった。だがまだ終わってない。
B級合同部隊は南部地区の防衛に戻るぞ」
B級「了解!」
東「出水、お前たちはどうする?」
出水「逃げてるC級のサポートに行こっかなーと
今フリーなの俺らだけみたいなんで」
東「そうかわかった。
助かったよ。四人とも今度なんか奢らせろ」
その言葉に3人が見事にハモった
出水/米屋/緑川「ラッキー。じゃあ、焼き肉で」
夏海「あはは……じゃあ、私も焼き肉で」
東さんたちと別れたあと私は前方にいるトリオン兵すべてを引き受け、出水先輩たちを先にいかせた
夏海「修たちを頼みます!」
出水「おうっ!任せとけ!」
出水先輩たちが通った道の真ん中に私は立った
夏海「あーあ……今日はトリオン兵ばっかり斬ってるなあ」
ため息をつきながら見ると数は多くないが、新型が3体いた
夏海「ここから先は通さないから」
そういったのを合図にトリオン兵団が、ぞろぞろとやって来た
雑魚トリオン兵は弾丸を飛ばして、適当に片付けた
今は新型の相手をしている
さっき倒した1体の中にキューブが、何個か入っていた
おそらく、C級隊員だと思われた
新型は色ごとに能力が違っていた
そして、色が濃いところほど固く作られている
新型の2体はうまく連携して攻撃してくる
夏海「これ以上はトリオンの無駄か……」
私は隙をついてグラスホッパーで新型の頭上に飛んだ
夏海「旋空弧月!」
カカカッ
ドドドドッ