第1章 美しき島と泉と少女
その頃ある島では・・・一人の少女が鹿や鳥に囲まれて
楽しそうに笑っていた
優雅に笑うその少女は青い鳥が肩に乗る
その青い鳥を指に乗せると
??「どうしたの?サファイヤ??」
サファイヤ「(海賊船を見つけた!!ここに向かっているよ!ミゲル!!!)」
周りから見ると鳥が一所懸命鳴いているように見えるだろうその光景
でもその少女には動物の声が聞こえているために
青い鳥の緊迫な言葉を聴いて
ニッコリと微笑んだ
青い鳥はその表情に首を傾げる
ミゲル「大丈夫・・・ここは清い心を持つものしか入れないから気づかれないし島に上陸したとしても彼らは良き心を持つものですから・・・落ち着いてください・・・無理だと心配だと言うのでしたら浜の方に一緒に来てくれますか?」
すると青い鳥は
ミゲルの指から飛び立つとミゲルの頭の上に乗り羽を羽ばたかせていた
そしてミゲルは浜の方に足を向けて歩き始めた
森の中を歩くミゲルの後ろには動物たちが集まる
ミゲルの横に来た鹿や馬たちを撫でながら頭にたくさんの鳥たちを乗せながら浜につくと
海のそこが見渡せる綺麗な海が延々と続いていた
ミゲルは砂浜に腰を下ろすと
後ろにライオンがいた
ミゲル「あら?いいんですか??コハク」
コハク「(構わん・・・どうせ長くなるであろう)」
ミゲル「ふふ。ありがとうございます」
そしてミゲルは背中をコハクと呼ばれたライオンのお腹に自身の背中を預ける
するとコハクのお腹の温かさでまぶたが重たくなっていくミゲルは
夢の中に入っていってしまった