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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《3》

第4章 ムチャをするな




「おーし終わりだ!!後は明日の本番のみ!!絶対勝つぞぉ!!」


「「「おおう!!」」」


「じゃー後はたのまぁ…」


「あ、うん」


「六本木行ってくる…」


「…がんばってね」



それから6日後、ついに明日にまで試合は迫っていた。景虎はヨロッと白くなりながら体育館のドアに手を掛けてから六本木へと出かけた

父を見送った相田は選手達にタオルを配っており、「おつかれ日向クン」と渡すついでにと日向に「どう?手ごたえは…」と彼に問い掛けた




「見りゃーわかんだろ。やっぱすげーよこのチームは、完全にかみ合ったらすげぇことになるぜ」


「…だよね
(つまり言いかえれば完全にかみ合うまでには至らなかった…か
それでもこの短期間では上出来と言える。あとは明日の本番を信じるしかないわね)」



そう考える彼女の近くでは黄瀬が「火神っち〜!仕上げに少し1対1しねっスか〜?」と彼に1on1を誘っており、「おう!いいな!」と返事する火神に桃井が「あんまりエキサイトしすぎないでねー」と釘を刺した

そんな様子を見て高尾は若松に「他の奴らも黄瀬クンみたいな性格だともう少しやりやすいんすけどねー」と言っており、若松も「まったくだぜ」と溜め息を吐いていた




「しっかしまさかまた同じチームでやれるとは思わなかったっスねー」


「また?…あー、練習試合のあと公園でやった時か」


「そっスよー。あん時気づいたら黒子っち、ガラ悪い奴らにケンカ売ってて…」


「ありゃビックリしたわ。黒子は弱いくせに退くこと知らねーからよー」







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