第12章 ~才能 再び~
試合が始まった。
及川がさっそくサーブだ。
・・・
私と及川は小学生ぐらいの時 学校がおなじでよく遊んでた。
及川はバレーばっかりやってたらしい。
「サーブがすごい」
とは知っていた。
みんなもそのすごいサーブを見たことがある。
でも及川は、私にはサーブを見せてくれなかった。
どうしてかは・・・知らない。
でも、そのサーブがやっと見れるんだよね・・・
鼓動が高鳴る。
ドンっ
みさき)!!
及川がとんで少しの間
あっという間にボールが落ちていた。
これが・・・及川のサーブ・・・