第18章 ➕ていまあ
「じゃ、胸は隠して良いよ?」
胸を離されてつながれた手で胸を隠す。
「あはは、赤くなってる…」
噛まれた場所に、多分、指で触れられる。
こそばゆくてブルッと震えた。
「今度はこっち…」
云われて、思い切り足を広げられる。
いやだ、と足をばたつかせようとしたがしっかり足首を掴まれてシーツに縫い止められた。
「君に拒否権があると思うの?」
イヤな聞き方だ。
無い、という命令や断定ではなく、私の意思を確認する言葉。
「ねぇ、どうなの?」
「…ぃ」
私はか細く答えた。
「聞こえないよ?」
徹さんの意地悪な声。
「無い、」
拒否なんか出来る訳ないんだ。
私は、私は、どんなに逃げたって、変わらない。