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【HQ!!】+ばいんど【R18】
第16章 【番外編】➕てぃあー
確か、俺がセミをしつこく顔に押し付けたとかで、
及川が泣き出した。
愛らしいオモテを歪めて、まるでその美しさソノモノのような涙の雫をボロボロこぼして。
それはまだ小さな俺の胸を刺し貫いた。
完璧超人の人間らしい涙に、ひどく、ひどく、胸が高鳴る。
それは二次性徴を迎える頃には性的なモノと結びつき、もはや俺の性癖にしっかりと根付いてしまった。
――泣き顔という、他人の恥部が見たい。
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