第15章 ➕じはーど
「で、燁ちゃん、さっきの話だけど…」
「あ、やめませんよ。もう10シートは買ってありますし」
「嘘つき…」
徹さんがベッドの中でいじける。
ちょっと本気で、やめてもいいカナなんて思ったケド。
まだ覚悟がつかないから、もうちょっと待ってほしいです。
言葉にはしないケド。
私は体を起こして、徹さんにキスをした。
岩泉さんとも遊ぶし、ピルは飲むけど、アナタは私の1番なんです。
初めてサーブで得点した時みたいな。
そんなドキドキがアナタと見つめ合う度に私に恋をさせる。
ねぇ、大好きです。
私の大事で大切な王子様。