第9章 まいなすりっぱぁ✂︎【Lv3】
「君さぁ、ほんと人の顔覚えないよね。あの子同学部だし、授業でも時々俺らに挨拶してくれてたよ?」
『落としたプリント、提出ヤバイの知ってたから届けてくれただけだし』
又、彼の家に行ってセックスをして。
あの子は何でもないんだと聞いたけれど。
でも、私なんか、相応しくない。
「あーあ、もったいないなぁ。俺ね、君の長い髪、洗うのも乾かすのも手入れしてあげるのも好きだったんだよ?」
私の髪を撫でながら及川さんが云う。
又伸ばそう。
「又、洗ってあげるね」
抱き締められた。
ねぇ、今日から私は全部、アナタのもの。