第8章 ユリの幸福理論
急に愛する人がいなくなり、彼は―――――
黒くなる。
カサ…
ユリ「え?」
あさってみると、なんかの資料があった…
ユリ「うそ…」
紛れもなく友達の事がみっしり書かれた資料の下を読むと――――――
見てしまう。
見てはいけないもの…
ユリ「え…え…」
バサ
資料を落とした…
それと同時に自身も
ガク…
ユリ「な…んで。」
狂い出していた――――
気づいたらもう…
誰にも言えなくて、
ユリ「嫌だ…嫌だよ…壊れるのは"幸せ"が終わる世界がくる――――…」
茜色…
ユリ「お願い!!!」
ユリ「これ以上誰かの…未来を壊さないで!!」
泣きながらまた――――
考える。
黒子「ユリお姉さんどうしましたか?」
ユリ「う…うぅんなんでもないよ♪」
――笑顔に隠したまま――