第1章 始
とんとん昔、その昔。
各地の小さな村に、異端の目をした子が現れました。
藍、青、橙、黄、紫、緑。
村の者共はそれらを気味悪く感じ、まもなくその子等は村人達によって、幼くして殺されてしまいました。
だけれど、その中に桃の目をした童子が一人。
その子は村の者達に、神の子として祀られておりました。
でも悲しいことに、その子は他の異端の目をした子達の誰よりも早く、命を落としてしまいます。
…なぜか、って?それはまた後ほど。
それにまだ、『始』まってはおりませんよ。
その桃の目をした童子は死後、不思議な神に出会います。
童子は、その神様…、ウカノミタマノ神
お稲荷様に力をもらいます。
そして童子はある者に拾われ、獄卒として第二の人生を歩むことになったのです。
これは、
獄都に住む獄卒たちの、不思議な物語です。。。