第54章 カゲヤマcouple
『とびおー。おつかれ。』
バレー部の彼氏持ちの私
影山「おう。あおいもおつかれ。」
バスケ部の彼女持ちの俺
『かえろー。』
初々しさの欠片もないけど。(笑)
影山「あ、タオル忘れた、取ってくる。」
コイツといるのは飽きない。
『ほーい、』
…
月島「あ、王様の彼女。」
山口「あ。宮本さん!」
『ん?あぁ、蛍くんですか。っと、山口くん。』
月島「王様のどこがすきなワケ?(笑)」
『さぁ?』
月島「あっそ。愛想つかされないよーにネ?」ププッ
『愛想つくほど愛想ないけどね(笑)』
月島「自分で言うんだ。」
『ははっ、(笑)まぁ、身長差もあんまりないし?(笑)』
月島「…。それ、何聞いてんの。」
月島はあおいが片耳だけ耳にはめているイヤホンを指さす。
『恋愛ドラマの主題歌。』
山口「へぇ!宮本さんって、なんかかっこいい曲聞いてそうなのにっ!」
『かっこいい曲?』
山口「ロックオーーンッ的な!」
『ふふ、なにそれ(笑)』
影山「おまたせ、ほら、いくぞ。」
『はーい。じゃぁね〜♪』
影山「ん。」
片手を出す彼。
『はい、』
彼がこーしたときは、
イヤホン片方頂戴って意味。
2人で音楽を聴きながら帰るのがすき。
影山「…。」
影山「…。!」
『うぉ、っ、!』
何を思い立ったのか私のWALKMANを
ポケットから引っ張り出す。
影山「んー、」
ピッ
ピッ
ピッ
影山「…!これがいい。」
彼は満足したらしく、(笑)
ふんっ、と、満足げに歩き出す。
〜♪
今幸せな5の事を君に伝えるよ
1つめは、君の笑顔を一番近くでみれること
2つめは、君が頼ってくれること
3つめは、君を抱きしめることができること
4つめは、君のすべてをしれたこと
5つめは、君の辛いことを半分もらえること
なにより、きみの隣に入れること。
僕の知らない物語を君が見せてくれた。
次は僕が君の知らない物語を見せてあげる。
その物語が終わったら
次は僕と君との2人の物語を作ろう
それが完成したら子供に教えてあげよう。
ほら。
〜♪