第52章 無気力男子
東京の梟谷学園高校
0,5秒で答えを出す。
だれ?俺のこと
考えすぎな副主将とか言ってるの。
それは。
木兎さんのせい。
木兎「あーかーあーしーーっ!」
赤葦「なんですか?」
木兎「バレーしようぜっ!!」
赤葦「たった今休憩に入ったばっかりですよね?」
木兎「えー。いいじゃんっ。」
赤葦「俺が持ちません。」
木兎「ちぇ。」
少し拗ねてほっぺたを膨らます木兎さん。
まだ5分休憩に入ったばっかりだというのに。
赤葦「はいはい。じゃあ、3分間我慢してください」
木兎「!!!うんっ!!!」
単細胞。
…
木兎「あーかーあーし〜。?」
木兎「??あれ?なーー、赤葦は?」
木葉「さぁ?」
猿杙「さぁ?」
木兎「あーかーあーーーしぃいいっ!!」
赤葦「はぁ、めんどくさい…」
木兎「あ!赤葦っ!!!バレーしようぜ!!」
赤葦「はいはい。」
大きな単細胞を包み込む。
そんな彼は
赤葦京治
白に黒のラインが入ったジャージを着て
今日も5本の指止まりのエースの為に
考える。
無気力ホワイト
って、かぶってんじゃん。
じゃあ、彼は
無気力シルバー
木兎「ヘイヘイヘイっ!!うちの赤葦は強いぞ〜っ!!!」