第24章 花巻・松川(2)
俺は大人な年上の女性に甘えたかったタイプだと思ってたのに...
松川「なぁ、お前やっぱ、それ似合わねぇ」
『う~、やっぱりですか...?もっと大人っぽい顔立ちじゃないとだめですよね~。』むーー。
ほっぺたを、少しだけ赤くして
むーっ、としてる、宮本が
可愛く見える。
俺の腰あたりのシャツをくしゅ、っと
握って
こっちを見あげてる。
上目遣いじゃなくて。
そんな、うざったい感じじゃなくて...
あー。
なに、これ。
ウィーーーーン
いろいろ考えているうちに最上階に着いた。
軽く200人を超えるお客さん。
うっわ、
まじかよ。
『ふぁ~...こんなところ、きてよかったのかな...』
アワアワしている宮本の手を引く。
松川「俺がエスコートしてやる。黙ってついてこい。」
『...!』
星空の下証明の少ないスカイバー。
松川さんだけが頼りで。
なんだろう。
松川さんしかいないから?かな、
すごく頼もしくて。
松川さんとはぐれたら終わりな気がして...
いやっ、別に終わりではないかもだけどっ!
大袈裟だとおもうけどっ!!!
いつも意地悪な松川さんが
優しい...
ちょっと、キュンってした。
ずるい。
大人な松川さん。
ずるいっ。
私がどんなに背伸びして大人っぽい格好してもかなわないなぁ~...。
松川「なに、こっち見てんだよ。」
『松川さんがかっこよくて...え!!!いや、ちがいます!!』
松川「なんだお前(笑)面白いな(笑)」
『えっと、松川さんが用事がある人って?』
松川「あぁ、いた。アイツだよ。」
松川さんの視線の先を見る。
そこには...
『あ、あの人っ...』
黒尾「おお。きた。なに?余計なのまで連れてきたの?(笑)」
『く、黒尾さん、っ、』
黒尾「あ、覚えてた。まぁ、体の関係持った仲だしね?(笑)」
『も、もってませんっ!』
松川「これは、御丁寧にどーも。うちの後輩を騙して犯したようで?」
黒尾「まぁ。美味しかったよ?ニッ」
『っ~//////////もー、!!』
黒尾「あらら。そんな真っ赤になっちゃってー(笑)」
『っ!!か、帰ります~...////』