第18章 嫉妬と再生
はぁはぁ…
!あ…いたっ!
「ちょっと!そこの君たち!!」
私は先輩面をして
話しかける
そうしないと「なにかようですか?」と
きかれたとき困るしね…
「先輩?」
立向居くんが首を傾げる。
「!!先輩…窓からみてたのですか…?」
女の子のほうが、
口を開いた…
「ええ。授業中よ?君達、教室に戻りなさい」
私がそういうと…
「菜々瀬先輩…邪魔しにきたんですか?」
不機嫌そうに私にそう言った。
うぅ………
こういう子……
正直…苦手を通り越して嫌い…
「そんなわけないじゃない(ニコッ)」
「だといいんですけど…」
そう言ってそっぽを向く…
このガキ…………………(((怒
「先輩が…勇気くんと口聞いてないみたいだったから…チャンスだと思ったのだけれど…勇気くんは先輩がどうしても好きっていうし~その先輩はこうやって助けに来ちゃうし~もう…私…勝てないじゃない…」
彼女は口々とそう言った…
「みのちゃん…俺はさ…そんなお口の悪い女の子大っ嫌いだから♪」
「「は………?」」
なに立向居くん………?これ……
笑顔で相手の子を傷つけるような人だっけ?
あぁ…………
そうか……………
これが…
立向居くん(こいつ)の正体だ…………!
「ふぇ……………勇気の馬鹿ぁ((((泣」
あーあ……
泣いていっちゃったよ……………
なにもそこまで言わなくても………
今のは流石に同情する……………
「こらっ」
いつもの調子で
立向居くんの頭を叩く
「いてっ…」
「あそこまで言う必要ないじゃない」
「そうですけどぉ…………」
不満そうにいう
「先輩のこと悪く言ったから……(ムスッ)」
!!
私のためにか……
「それは叩いてすまんかったなw」
私がそう言って笑うと…
「あれ?先輩…声…」
「へ?あっ!あれ!?」
私…声出てる…………!?
「声が出たぁ///」
「先輩!おめでとう御座います!」
ニコッと笑う立向居くん…
嬉し……………って、
おい。元はと言えば………
こいつのせいだ……………
「せっ…先輩!?顔怖いですよ!?」
「ふふ…………君のせいで…」
「ふぇ!?!?うわぁぁぁぁ」
私は逃げる立向居くんを
もうスピードで追いかけ説教をあげたw