第11章 涙

ﾊﾟﾁﾝｯ
「せんぱ……」
気がついたら
私は立向居くんのほっぺたを叩いていた…
「！！」
「…………先輩。なんで泣いているんですか？」
「えっ………？」
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ほんとだ……………
私、泣いてる……………
「うぅ～～///////////」
自分が泣いているとわかると、
余計に涙が溢れてきた。
「すみません」
「ﾋｯｸ…別に気にしてっ//」
「無理しないでください。嫌だったんでしょ？」
「そりゃあ…もちろん嫌だけど…」
ここまで泣き出すとは思ってなかった
「しばらく…先輩の前には現れません。」
「えっ。」
「傷つけたみたいですし…」
え…………？
立向居くん？
私は平気なのに……
いっいかないでっ！
ｽﾀｽﾀ
と立向居くんは
私の家から居なくなった………
あれ…………？