第11章 劣情
「―――――――は、はぁ、……、ん、秀星、くん……」
悠里ちゃんは、俺のベッドに仰向けに寝て、顔を真っ赤にして、熱っぽい視線を俺に向けている。その両手は軽く震えながらも、シーツをぎゅっと握りしめているのが何ともいじらしい。
白いカッターシャツを着ているが、胸元は少し肌蹴ており、僅かに下着が見えている。タイトなスカートは捲れ上がっており、そこから黒いタイツに覆われた太腿が伸びている。
「悠里ちゃん、エロい……」
俺が呟くと、悠里ちゃんは荒い呼吸をそのままに、ぎゅっと目を瞑った。タイツをするりと脱がし、スカートのホックを外して、下半身を下着1枚にすると、いよいよ悠里ちゃんは羞恥に泣き出した。
「い、いや……、も、恥ずかし……よ、しゅう、せい、ん―――――――!?」
悠里ちゃんの唇に自分のそれを押し当て、ついでに涙も舌で拭ってやると、離したばかりの悠里ちゃんの唇から、もっと厭らしい声が漏れた。俺の加虐心に、じりじりと火がついて、燃え広がっていくような感覚。
「悠里ちゃん、かわいー。声、もっときかせて?」
外気に晒されている悠里ちゃんの太腿にキスを落とせば、悠里ちゃんの躰はビクンと跳ねた。更に太腿の裏を撫で上げれば、悠里ちゃんの躰はさらに小刻みに震えた。
「ん―――――!は、はぁ、しゅ、せい、く……!」
俺はもう我慢できなくなって、悠里ちゃんのカッターシャツにも手を伸ばした。ホロではないそのボタンを、ぷちり、ぷちりと、ひとつずつ外していく。あっという間にカッターシャツのボタンが外れたところで、悠里ちゃんの両腕をつかんで引き起こし、カッターシャツを後ろに引き抜けば、下着姿の悠里ちゃんの出来上がり。