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シャングリラ  【サイコパスR18】

第68章 エピローグ



 4月になった。

 私は今、転勤して別の職場にいる。つまり、もう公安局に勤務することも、なくなったということだ。元々、キャリアでもエリートでも何でもない私だったのだから、当然と言えば当然の処遇だ。

 新しい生活。新しい出会い。穏やかに過ぎていく日々。




 ただ、どうしても、あの人懐っこい笑顔だけは、時々こうやって思い出してしまう。それに、あの匂い、体温、耳に残る、声。









 あぁ、もう。







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