第16章 真実
丸「ちゃんが出ていって1週間やね…」
錦「あちこち探してるけど、手がかりすらないやんな…」
丸「ホンマにどこに行ったんやろうね…」
大「早く見つけて、最初に謝りたいのに」
丸「みんなそう思ってるんやろ??」
錦「おん」
大「いなくなってから気がついたんやけど、お店の中が明るかったのはちゃんがおったからなんやって改めて気がついてん」
丸「お客さんたちも、薄々気づいてんで」
大「せやね…」
トントン…ガチャッ
丸大「おはよー」
安「おはよ」
大「ヤス、今日は店の日やんな??こんなに朝早くにどないしたん??」
安「探しに行ってくる」
錦「アカン‼昨日もあんなに遅くまで探してておっさんらに怒られたばっかりやろ」
大「せやで。せめて、朝ごはん食べるぐらいしてもええんちゃう??」
安「でも、こんなに探してもおらんっておかしいやん。何か事件とかに巻き込まれたりしてたら…」
カランカラン
村「ヤス‼昨日、言ったばっかりやろ‼」
安「でも…」
横「お願いやから、ちょっと落ち着こうや」
渋「ヤスと同じように俺らも心配してんねんで」
安「やったら‼」
横「ヤス、毎日朝早く探しに出て、店が終わってから遅くまで探してるやろ??そのうち倒れんで」
渋「俺らのこと、もう少し信用してくれてもええんちゃう??」
安「……」
村「俺らも見つかったらちゃんと謝りたいねん」
錦「おっさんらがこう言ってくれてんやし、少しは肩の力ぬいたら??」
大「せやで。頑張りすぎやで」
安「おん…」
渋「だーれがちっさいおっさんや」
大「えっ??今??」
村「(笑)最近バテてるから、反応遅いねん」
大「年やから??」
横「…まだ丸に言われたらそんなに変わらんって言えるけど、お前に言われたらなんも言われへん」
丸錦大「(笑)」
カランカランッ
風月「おはようございます‼」
横渋村丸安錦大「おはよ」
村「…さて、真実を聞き出そうか」