第14章 崩壊
トントンッ
安「??」
「…」
安「おるんやろ??…お願いやから、少し話ししようやぁ」
ガチャッ
「……」
安「ジャマすんで」
安「なんであんなことになったん??」
「分からへん。…章大は、昨日みんなと話しした??」
安「いや。でも、リビングでみんなが話してたんは知ってんで」
「その時にはもう決まってたみたい。今朝、たっちょんが準備しに来たんやけど、私が前に盗作したり上司と寝たりして問題になって辞めたんやろ。ここでも、きみくんやすばるくん、信ちゃんとそんな関係もってるんやないかって」
安「それは全部花鳥の話やん。否定せんかったん??」
「否定なんかしたって同じやん。みんながあのときと同じ目をしてたから…」
トントン
村「今、ええか??」
「うん。今、開ける。…章大、ちょっと隠れてて」
安「おん…」
ガチャッ
「信ちゃん、きみくん、どうしたの??」
村「手短に話すわ。風月ちゃんが明日からスイーツ作ってくれることになってん。やから、ちゃんは…」
「明日からはもういいってこと??」
横「せやな。で、ここなんやけど風月ちゃんが働くってなった以上、空けてもらいたいねんけど」
「……」
村「今日明日でっては言わんけど、早いうちに…」
「……わかりました」
横「すまんなぁ」
「……」
ガチャンッ
安「??」
「また、居場所がなくなっちゃった…」
安「とりあえず、みんなのことちゃんと説得するから、それまではおってや」
「…章大、もういいよ…」
安「よくない‼せっかく、に笑顔が戻ってきたんに」
「…」
安「俺がみんなを説得するから。なっ‼とりあえず、それまではおってや」
「……わかった」
安「…約束やで」