第12章 来店
じ「女の人多いんやな」
村「この近くに会社や大学が多いねん。やから、女の人をターゲットにしたものを出そうって話しになってん」
じ「なるほど…お前らだけでは出ない発想やな」
横「ホンマそれ。おかげで大繁盛やで」
「それだけやないよ~」
じ「と言うと??」
「みんな目当てで来てる人も多いよ」
じ「ランチ目当てやなくて??」
「ランチも目当てやけど、入ったらイケメンがいたみたいな??(笑)」
じ「コイツらが??たつくんは別として…そうは見えへんけど??」
横渋村「おいっ‼」
大「(笑)」
「やっぱり、一番人気なのは亮ちゃんやね。きみくんとすばるくんも、そこそこ人気だよ」
横渋「そこそこって‼」
じ「意外やなぁ」
大「せやろ。横山くんがビラ配りしてたら、囲まれて大変やねんで」
渋「横はしゃべらんかったらエエねん」
横「…俺からしゃべることを取らんでくれよ…」
渋村大じ「(笑)」
じ「ランチって、1日20食しかないん??」
村「せやねん。全然読めへんから、とりあえずは…」
じ「この客入りやったら、少なない??」
横「せやねん。そろそろ1ヶ月やから考えなアカン時期やねんな…」
じ「店をするんやったら保身も大切やけど、時には挑戦することも必要やねんで」
渋「挑戦…」
じ「せや。そうすると、また違う道が開けることもある」
大「でも、挑戦には失敗も付き物やねんで」
じ「失敗をおそれてたら、何にも始まれへん」
「確かに…」
じ「まぁ、自分達の店なんやから、みんなで悩んでより良い道を決めたらええねんで。…また、忙しくなる時間やろうから、そろそろ行くわ」
渋「また、寄るな」
じ「また、みんなでおいで。ほなな」
カランカランッ
横渋村大「ありがとうございました~」
横「挑戦…か」
村「今日は亮も来るみたいやし、終わったらみんなで話し合おうか」
渋「せやな…」
カランカランッ
横渋村大「いらっしゃいませ~」
村「ほらっ‼ボケッとせんと働け働け」
横渋大「は~い」