第7章 オープンに向けて
村「ランチって、ムリに土日までせんくてもええんちゃう??」
横「土日までランチしたら、おーくらとちゃんが休めへんしな」
渋「土曜はランチなしにして、日曜ぐらい店休みにするか??そしたら、おーくらとちゃん休めるやろ」
横「ランチなくても、ちゃんはスィーツ作ってもらわなあかんけど…」
「それくらい、大丈夫」
村「土曜はおーくらの代わりに俺が作るわ」
渋「月曜から金曜までのランチ決めなあかんな」
横「おーくら、どんなん作れるん??」
大「大体はなんでも作れるで~」
村「誰をターゲットにするかやな」
「このあたりって誰がよく通るの??」
渋「昼間は大学生とか主婦とかやない??」
「やったら女の人に向けたランチは??オムライスとかパスタとか…たまにカレーとか」
大「せやね。女の人ってランチも食べてスィーツ付いてたら最強やんね~(笑)」
「ね~(笑)」
渋「…頭痛くなってきた…」
村「…ごめん、俺らには理解できひん…」
横「…ランチメニューは、おーくらとちゃんに任せる。俺、あいつらに手伝える日聞いてシフト作るわ」
村「ちょっとコーヒーいれるわ」
渋「俺、上で寝てきてええ??」
バシッ
村「あかん。後でヤイヤ言うの目に見えてるから、ここにおり」
渋「へーへー」
キャッキャ…キャッキャ…
村「にしてもあの2人、ランチだけであんなに盛り上がるかね…」
渋「おーくらは、隠れOLやからな」
村「俺らだけやと、ちゃんの気持ち分かってあげられへんかったやろうから、それはそれで助かってるけどな」
渋「お前には一生無理やな」
村「どういう意味や‼」
渋「女の子の気持ちが理解できひんから、彼女とも上手くいけへんかってんで」
村「なら、すばるには分かるんか??」
渋「お前よりはわかってるつもりやで」
村「なら、なんで彼女でけへんねん」
渋「そんなん、俺の勝手や」
村「見栄張ってからに」
渋「見栄ちゃうわ‼」
村「なら、なんや。自分なら彼女ぐらいすぐできるって言う自惚れか‼」
渋「少なくとも、お前よりましや‼」
村「なんやと!?!?」
渋「やんのか!?!?」
横大「できたー‼」