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それでも君がいい。
第14章 記録.14
みんなが寝静まった頃、僕は外にいた。
あの星空が気に入ったし、何より眠れないからだ。
森に捨てられた時も夏芽に拾われた時も、星が綺麗な夜だった。
あの時の夏芽を見たとき、僕はキラキラしていて綺麗な人だと思った。
それは今も変わらないけど、でも少し遠いような気がしてきた。
それも、ただの勘違いだと良いけど。
「外にいて、寝れないの?」
「....夏芽」
ずっとこのままの関係が続いていくんだと思うと、やっぱり僕は臆病なのかな。
気持ちを、伝えられないでいるなんてさ。
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