• テキストサイズ

それでも君がいい。

第14章 記録.14



みんなが寝静まった頃、僕は外にいた。

あの星空が気に入ったし、何より眠れないからだ。

森に捨てられた時も夏芽に拾われた時も、星が綺麗な夜だった。

あの時の夏芽を見たとき、僕はキラキラしていて綺麗な人だと思った。
それは今も変わらないけど、でも少し遠いような気がしてきた。

それも、ただの勘違いだと良いけど。

「外にいて、寝れないの?」

「....夏芽」

ずっとこのままの関係が続いていくんだと思うと、やっぱり僕は臆病なのかな。

気持ちを、伝えられないでいるなんてさ。
/ 146ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp