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それでも君がいい。
第13章 記録.13
「顔、赤いですよ。夏芽姉さん」
「うぁ...」
「熱でもある!?」
額に手を当てようと伸ばすと、ふいっとよけられた。
え、なぜに!?
「ほ、本当はね、似合ってるよ....」
「わ、私もそう思いますよ....」
やっぱりもじもじしながら言う。
「ありがとう~、それなら早く言ってよ。着替えようかと思ってたけど似合ってるならこのままで良いね」
ふふ、と微笑むと横にいた瑛翔も微笑んだ。
「花火、ですよ~」
大きな花火セットを手に瑛翔が言った。
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