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それでも君がいい。

第5章 記録.5



隣に居る咲紀が言う。

「夏芽さんって、あんたにベタベタよね」

「そんなこと、ないだろ」

慌てて否定する。
真面目な顔でそんなこと言うから、ちょっと本気らしい。

メイド服の咲紀が足を組む。
スカートなんだから、ちょっとは配慮しなさいよ。

「知らないの?夏芽さん、あんたいつ来るか部屋に来るみんなに聞いてるのよ」

「世話係来ないと不安なんでしょ」

「相変わらず、ひねくれたネガティブ野郎ね」

コーヒーをごくっ、と一口飲む。
ネガティブ野郎で結構ですよ。
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