第14章 いざ!キング・オブ・キングダムへ!!
リサ「公式に出れた頃はお兄ちゃんとシウは誰が見ても無敵のダブルスだったの・・・・でもある試合で相手選手が酷い事を」
さくら「酷いこと?」
リサ「・・・・・・相手選手はシウだけを潰しにかかったの」
さくら「!?」
リサ「シウがもうズタボロになって相手がとどめを刺そうとした時お兄ちゃんが良くわからないけど何か・・・・打って・・・そしたら相手側がふっ飛ばされてたの」
さくら「・・・・・・・・・・・・・・・・」
(きっとそれが【ジェミニ】だ、だとしたらその時はまだ無意識にって感じだったんだ)
リサ「私も含めて観客達には何が起こったのか全く分からなかった・・・・・・お兄ちゃん自身も分かってなかったんじゃないかな?」
さくら「それで・・・・どうなったの?」
リサ「私も詳しくは分からないけど、お兄ちゃんは会議にかけられて・・・・・それで追放みたいな形になっちゃったみたい・・・・・・・」
さくら「・・・・・・・・・・・・」
リサ「その頃からだったかな・・・・・・・お兄ちゃんが夜遅くにどっか行くようになったり、帰って来なかったりが続いて・・・・・・・私がいくら聞いても答えてくれなくて、終いには家に帰って来なくなっちゃった」
さくら「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
リサ「そしたら友達がクラックの噂を聞いて、心配になって見に行ったらお兄ちゃんが・・・・・」
さくら「・・・・・・・・・・・そっか」
リサ「あの時私何も言えなかった、近づくことも出来なかった・・・・お兄ちゃんが知らない人に見えて・・・・」
さくら「今度は私もいる」
リサ「・・・・・・・・・・・さくら」
さくら「一緒にキースさんを止めよ!」
リサ「うん!ありがとう!」