第3章 突き進め!!苦難なお笑いの道へ~
次の日もお笑い用語の授業でした。そして発声練習も欠かさずほぼ毎日やっています。
「今日はすかしを学ぶぞ。」
吉田講師の説明の元早速授業が始まりました。
「すかしとは基本中の基本の部類の『スカシ』です。その名の通り、すかすことによって笑いを取ります。つまり、期待されたことをしない、よくあるのは無視することで笑いを取ります。では例としてとろサーモンのネタを見ていこう。透かし漫才はまたの名をシカト漫才とも言うからな。」
吉田講師がそう言って見せてくれたのはビートボックス漫才というとろサーモンさンが出ているお笑い番組でした。
最初から拍喝采なんて羨ましいな。ボイスパーカッションをする2人に圧倒されてしまいました。相方さんがガーデニングが趣味だと話しておりイメージとだいぶ違ったのでこれがすかしかな?と思いました。
それから吉田講師がお笑い用語の中での基本中の基礎の覚えておきたい5つのワードを教えてくれました。
①アタマ:ネタの始めの方。
②つかみ:お笑いでは、一番始めのギャグが大切とされる。そのギャグが受けるか、すべるかで、その後のお客さんの心をつかめるか、つかめないかが決まるとされる。その一番始めのギャグをつかみと言う。
③ノリツッコミとボケツッコミ
④すかしお笑いとつかみ
⑤オチ:ネタの最後のギャグ。
または、話などの最後の笑わせる部分。
ギャグの笑わせる部分。
ギャグを言ったけど、笑わせてない場合に、「オチてない」とか言われる。
ちなみに英語では、punch lineである。
こんな感じで養成所の授業はあっという間に過ぎました。