• テキストサイズ

女芸人の日常

第2章 上京してから


お昼後に会いましょうなんて書いておきながらお昼のことも書きたくなったので少し書かせてくださいね。(責任感ない自分にアウトですね)この日は3人で丸ビルの中の井泉本店のとんかつを食べました。すごくおいしかったです。とんかつを食べながら3人で食レポの練習をして笑いまくりました。
「食レポって難しいなあ。」
私がそう言ってため息をついていると最初君が窓の外を見ました。
「いつかはできるようになるさ。でも僕達はこれからが地獄ですからね。明日からまた養成所だし頑張らないといけないよな。」
私とななみさんは頷きました。
「こうして贅沢できるのも今日で最後かもよ。」
碓かにそうです。私は住む家もバイト先もまだ決まっていないという中で本当に大丈夫なんだろうか。

帰りは最初君とななみさんと別れてまた別の不動産屋を見て話を聞いてきました。なんだか希望が湧いてきたような気がします。素敵なお部屋がいくつかあったので今度見学をしようと思います。まあこれでひとまず一安心ですかね?
明日からは養成所が始まるので休みボケしないようにしっかり頑張りたいと思います。それとこの4月~6月は先輩芸人さんの特別授業もあるので今からとてもわくわくしています。私と同じ時期に入った養成所の他の生徒さん達も個性的で優しそうな人ばかりでした。みんなと仲良く授業をして(なんていかないときもあるんだろうけれど)無事に卒業できたらいいなと思います。さてななみさんのアパートで過ごして明日も頑張ろうっと。ななみさんには素敵なアパートが見つかったので見学することを伝えました。よかったねっと言って貰えて励みになりました。

/ 318ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp