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女芸人の日常

第4章 私のお笑い計画書


7月16日より養成所終わりに最初君の家でネタを作っております。
「ねえ、三段オチと出オチどっちにする?」
私は最初君に聞きました。
「う~ん。出オチの方がオチが最初に来るからネタは書きやすそうだけどね。でも吉田講師も言ってたじゃない?三段オチの説明ができるかできないかで違ってくるって。僕らはプロを目指してるんだし三段オチでもいいかもしれないね。それに折角のコンビを活かさないとね。」
「だよね。えっと三段オチって何だっけ?」
授業の説明が長すぎて頭に入っていないかもなんて・・・しっかりしなきゃ。
「でも簡単に言うと”べっぴんさん、べっぴんさん、一つとばしてべっぴんさん”みたいなやつだろう?」
「あ~なるほどね。最初君ってわかりやすく説明してくれるからありがたいわ。」
最初君の説明はいつも簡潔で驚いちゃうなあ。
「それだと吉田講師に失礼でしょ!!」
(´Д`;)ヾ ドウモスミマセン

ここで3段オチをおさらいします。
基本的な考え方としては、1つ目も、2つ目もフリです。

「だから同じシチュエーションを3つ畳み掛けることだよな。そのうち最初の2つは最後のオチのフリとして用いられるだよ。『フリ・小オチ・大オチ』の例もあるんだって。」
「なるほどね~それじゃあさ、三段オチにしてネタはラジオ番組にする?」
私は最初君にネタの案を出してみました。
「それいいね。あと雑誌のインタビューとかは?まあ村上さんのと似てるけど。雑誌でも違う感じにしたら良くない?」
「例えばどんなの?」
「千花夏ちゃんが有名デザイナー役で僕がインタビューする側とか。僕がボケなんだから雑誌だと僕がインタビューする方がよくない?」
「いや、逆でもいいかもよ。例えば最初君が有名アスリートで私がインタビューする人でも。とんちんかんな答えで驚かせちゃえ!みたいな?」
なんかネタを作るのが楽しくなってきました。

ここで3段オチの例をどうぞ!!
例:欽ドン!良い子悪い子普通の子、天才・秀才・バカ、禁煙パイポのCM等)
こうして2人で話し合った結果ラジオ番組を披露することになりました。
「じゃあラジオ番組は架空ってことで番組名を考えなくっちゃね。」
と、私が言うと最初君も嬉しそうにこう言いました。
「2人でMCやってゲストなしってやつはどう?」
「2人で語り合っていくやつね。そうしよう。」
この調子で頑張るぞ。
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