• テキストサイズ

とうらぶっ☆

第10章 雪解け



38

「主、最近俺を避けてるだろう」

とん、と鶴丸国永は壁に手をついて男を囲った。

所謂壁ドンだ。

男は顔を赤くしながら青くするという何とも器用なことをして見せながら、あからさまに顔をそらす。
それに青筋を浮かべ口を引きつらせた鶴丸国永も、笑みを浮かべながら怒るというこれまた器用なことをして見せた。

やばい、と冷や汗をかくのを感じながら、男はこうなるに至った経緯を思い返すのだった。

/ 286ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp