第2章 結婚
『眠たくなってきた』
会話を終わらせるようにRくん(仮名)はベッドに横になる。
腕を掴まれていた私はRくん(仮名)と一緒に
必然的に横になることになった。
背中にRくん(仮名)の温もりを感じ、
そして頭をゆっくり撫でられ、
不覚にもドキドキと胸が鳴る。
『この映画面白くないね』
「うん…」
『内容わからないね』
「だって映画観ないで私達喋ってたからじゃん」
『あ、俺達が悪いね』
「ね」
淡々と会話が続く中、
Rくん(仮名)の手は私の胸へと移動した。
服の上から揉まれる。
「ねえ…そういうの彼氏としたいな…」
『彼氏…?』
「うん…」