第6章 ※※※※※※
「…そうだ、今夜、この続きは今夜まで待ってもらえませんか?」
「だめ」
「そこを曲げてお願いし…」
「うるさい」
「うっ…」
唇を塞がれたかと思うと
才蔵さんの指先が私の着物の裾を割り、
とろけ始めた
部分に差し入れられる。
クチュクチュとわざと音がするように動かしている。
しかも快感を伴いながら。
唇を塞がれているけれど私の甘い息遣いがもれる。
「ん…っ、んっ…んんっ…」
あやねがなんかめんどくさいことを言い始めた。
俺は黙らせるために口付けることにした。
こんなに高ぶっている俺が夜まで待てるわけないだろ。
と同時にあやねの濡れているであろう部分に
指を滑りこませる。
あやねを恥ずかしい状況に追い込みたいから。
案の定、かなりしっとりと濡れている。
俺は口付けたまま指を動かす。
わざと音が立つように、
でも痛くはないように優しく…。
快感を導くように。
そのうちあやねが甘い吐息を漏らし始める。
正直な奴…、だからやめられない。
俺のことしか考えられないようにしてやる。