第5章 ※※※※※
俺はあやねの唇を激しく求めた。
そうだ、俺はみっともなく嫉妬したんだ。
あやねをめちゃくちゃにしてしまいたいと思った。
こんなにも俺の感情を乱して。
こんな自分が悔しくとても情けなかったから。
俺はあやねを乱暴に押し倒した後、
荒々しく胸元を開き、
噛みつくように激しく乳房を弄んだ。
でも、俺にされるがままになって
きゅっと唇を噛んでいるあやねの顔を見ていたら
そんな激情はすぐに失せてきた。
あやねにこんな顔させるために
一緒にいるわけじゃない。
何やってんだ俺は。
「ごめん…」