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【恋の乱】才蔵さんの嫉妬【R18 裏】

第3章 ※※※


「別に」

冷めた言葉が返ってくる。
でもまだ私は会えた嬉しさが先にたつ。

「才蔵さん、お帰りなさい!
やっと任務が終わったんですか?
なかなかお顔を見せてくださらないから…私…」

言いながらついつい顔が赤らむ。

いつものように
『俺がいなくて寂しかった?』
とか意地悪く言われるのを期待していた。
才蔵さんの意地悪な言葉も
久しぶりだと嬉しいし…。

「……」

才蔵さんは目をそらしたまま何も言ってくれない。

え?何で?
私が何か機嫌を損ねることをした?

それとも私のことなんてもう興味が無くなった?
なら何でこの部屋にわざわざ来てるの?
別れ話をされてしまうの?
久しぶりに会えたのに。

こんな再会だなんて悲しすぎる。
私は短時間で色々なことを思い巡らし
気持ちがどんどん沈んでいく。

そしてとても悲しくなり自然と目に涙が溢れてくる。

「泣いてもだめ。」
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