第24章 なりゆきって何? (ミツバ編)
私たちは屋敷の中に通された。
ジミーはふすまから隣の部屋を覗き、銀時はせんべいをバリバリと大きな音をたてて食べていた。
山「ようやく落ちついたみたいですよ」
私はその一言に胸をなでおろした。正直、怖かった。人のこと殺しまくってた私が言えることじゃないけど、本当に怖かった。
山「体が悪いとはきいちゃたが、俺達が思ってるより病状は良くねェみたいで。倒れたのが、屋敷前じゃなかったらどうなってたことか」
・・・今気づいたけど・・・なんで、ジミーアフロ?せめて、髪型は目立とうとか?
山「それより旦那。アンタなんでミツバさんと?」
銀「・・・・・・なりゆき」
山「瑠維さんは?」
『・・・・・・なりゆき・・・そーいうジミーはなんでアフロ?』
山「なりゆきです」
「「どんな、なりゆき?」」
銀「・・・そちらさんは、なりゆきってカンジじゃなさそーだな」
銀時は縁側に立って、煙草を吸っているトシに声をかけた。